FXにおける用語など基礎知識について書いていきます。
高レバレッジ、極小スプレッドでトレードができるXM-trading
目次
1.検証の準備
2.スワップ
3.レバレッジ
4.キャピタルゲイン
5.インカムゲイン
6.ダウ理論
7.チャートパターン
9.ダイバージェンス
10.分析ツール【インディケータ】
11.資金管理
1.FX検証の準備
ここでいう検証は過去データ検証になるのでFX会社で口座開設後、MTを無料でインストールします。その後、任意の通貨の過去データを導入します。
MTは無料でFX証券会社で用意されていて、ひとつの通貨ペアをチャートで分析したり、FXトレードができますが、もうひとつ、tradingviewというツールも秀逸かつwebで利用できる分析ツールです。
MTとの違いは複数の通貨ペアなどを表示できます。例えばドル円の相場を見ながら、ユーロドルの相場を見るといったことができます。通貨ペアに対して危機感というか警戒している時にゴールドが注目されるということがありますが、それも一画面で確認できます。
これがtradingviewのメリットです。トレンドライン、サポートレジスタンス、フィボナッチ、MAといった相場の環境認識ツールもちゃんと使えます。
私の場合は過去データでのFX検証ではMTを使いますが、現在の相場を見るときは上記のメリットもあるためtradingviewで環境認識をすることが多いです。
tradingviewは無料で使えるものの、広告表示やチャートごとのインジケーター数、一画面に表示できるチャート数の制限があります。有料版に切り替えるとこれらが制限がなくなり、広告表示も非表示になります。
ちなみにインジケーターは相場の環境認識のための指標みたいなものでチャート上に表示して分析をしていきます。
いきなり有料ではなく無料で使えるので使ってみて使いやすいけど無料版だと物足りなさを感じるようになったら有料版に切り替えるという方法が取れます。個人的には、複数の通貨ペアや仮想通貨相場が一画面で確認できるのが利点として大きいと思い、使っています。
tradingview |
スワップとは2つの通貨の金利差のことをいいます。FXでいえば高い金利の通貨のポジションを持っていて、低い金利の通貨のポジションを決済(売る)ことでその金利差分だけ利益になります。逆の場合は支払い=損失発生です。
トレードを行う上では通貨の価格差(スプレッド)による利益以外に金利による利益も狙えます。
FXにおける特徴のひとつで少ない証拠金でより多額のトレードができる仕組みです。実際にはトレードの単位であるロット数を調整します。
ロット数 | レバレッジ倍率 |
0.01 | 1倍 |
0.02 | 2倍 |
0.03 | 3倍 |
~ | ~ |
0.1 | 10倍 |
このようなイメージです。この仕組みを使うと証拠金10万でもレバリッジ10倍にすると100万分のトレードができます。そして順行して10円分価格上昇した場合は、10×10,000ドル=10万の利益が発生します。
レバレッジ倍率の高い海外FX会社ランキング
※GEMFOREX社はレバリッジ倍率やボーナスが充実したFX会社でしたが、現時点(2023/6/10)ではM&A対応により新規登録が停止しています。現在は公式サイトも停止→M&A後、FX会社としては再開していない模様
規約違反とされるボーナス運用や決済代行会社の資金持ち逃げによる損失によりサービス停止に至りました。私も利用していたのでダメージゼロではありませんが、利用口座のFX会社を分散していたのでダメージ分補填ができたのでしのげました。これも資金管理の徹底によるものです。
こういったことがあるので上記のランキングは掲載していますが、1口座に資金を入れていくのではなく、複数の会社で口座開設し分散していくのがこういった事態を防ぐのに有効です。
ここから話を戻して、レバリッジについて具体的な例で見ていきます。
1ドル=100円/10,000ドルの取引をする場合:必要証拠金は1,000,000円が必要です。しかしレバリッジがかかるとこれが必要証拠金100,000円で10,000ドル分のトレードができます。
この場合はレバリッジ倍率10倍がかかっていることになります。そして1ドル=110円の時に決済すると10円×10,000ドル=100,000円の利益になります。
ただ注意点があり、利益だけではないという点です。損益という言葉がありますが、こういったトレードではこれがあります。利益の場合もあれば損失の場合もあります。上記でいうところの利益100,000円になることもあれば損益100,000円になることもあるということです。
なので、レバリッジ倍率はその損益に耐えきれるくらいの適性倍率に抑えるのがポイントです。
ちなみにレバリッジ倍率はlot数で調整できます。1lot=1,000円、1ドル=100円の場合を10,000円でトレードする場合、レバリッジ倍率10倍がかかっていることになります。lot数はFX会社にもよりますが、0.01lot~ポジションを持つことができるところが多いです。
エントリー(買いまたは売り注文)した時点から買いであれば価格上昇、売りであれば価格下落した際に発生する利益がキャピタルゲインといわれ、裁量トレードによる利益の代表例です。
エントリー中のポジション(所持している通貨)について、通貨ペアのため、2国間の通貨のうち高い金利の通貨を持っていると所持しているだけで発生する利益、つまり金利利益であり、これがインカムゲインといわれます。
・ダウ理論:価格帯上昇傾向にあるか下落傾向にあるかを表します。ローソク足の高値と安値がともに切りあがって推移している場合はアップトレンド、逆にともに切り下がって推移している場合はダウントレンドといいます。
■アップトレンド
■ダウントレンド
FXトレードをする上で利益を上げやすいのがトレンド転換(アップトレンド→ダウントレンドまたはダウントレンド→アップトレンド)直後付近でエントリーすることですが、この転換の前にパターンが出ることが多いです。これがチャートパターンです。
例えばダウントレンド中にダブルボトムが出た場合、その後アップトレンドに転換したり、逆にアップトレンド中にダブルトップが出た場合、その後ダウントレンドに転換したりします。私自身、この2つはFXのテクニカル分析をする上でよく使っています。
・ダブルトップ
・ダブルボトム
サポート(支持線)、レジスタンス(抵抗線)のことで、サポートは下落相場にて下支えをする価格帯でレジスタンスは上昇相場を抑える価格帯です。このサポレジですが過去のサポートやレジスタンスが未来に向かって有効になることが多いのでよく使われます。
具体的には、サポレジ付近で反転つまり、上昇していたのが一時下落したり、下落していたのが一時上昇したりします。
価格とテクニカル指標(MACD)が逆になっている状況のことです。MACDなどのテクニカル指標は買われすぎ、売られすぎを示すものであり、これが一定以上になると相場反転の可能性の考え方があります。
画像はダイバージェンスの一例ですが、価格としてはダウントレンドにもかかわらずMACDを見ると、上昇しています。こうなると下落の勢いが弱まり、上昇に転換する可能性があると考えます。
実際に画像のFXチャートを見るとその後、トレンド転換して上昇しています。
分析ツール【インディケータ】
・ローソク足:価格の始値、終値、高値、安値を表現しているものです。始値は最初についた価格、終値は最後についた価格、高値は当時時間帯について一番高い価格、安値は逆に一番安い価格のことです。
テクニカル分析をしていく上でプライスアクションの一つです。画像のようなローソク足で実体が上部にあり、実体とヒゲが1:3の状態になっていることと、MA(移動平均線)の10SMA、20SMAのいずれか、もしくは両方がヒゲに当たっていることが条件です。
ローソク足の実体が上部であれば買いのPB、逆に下部にあれば売りのPBであり、プライスアクションとして有効な考え方です。このPBだけでFXトレードをしているトレーダーもいるくらい、有効なものとされています。
移動平均線(MA)をMT上に表示する方法ですが、挿入のインディケータからMoving Averageにて表示設定ができます。
ちなみにtradingviewで表示する場合は、インジケーター>SMAから表示できます。
相場の傾向、価格が上昇傾向にあるのか下落傾向にあるのかを示すツールでアップトレンドの場合は、各ローソク足の安値部分で線を引いたもので、ダウントレンドの場合は各ローソク足の高値部分で線を引いたものです。
このトレンドですが、アップトレンド、ダウントレンドそれぞれ初期、中期、終期があります。つまりトレンド転換直後(初期)、トレンド転換後、再度転換なくある程度継続した時点(中期)、トレンド転換から過去の天井圏付近まで進んだ時点(終期)です。
エントリータイミングは初期から中期であり、終期ではエントリーは非推奨のタイミングです。この時点でエントリーするといわゆる高値掴みをする可能性が初期、中期と比べると格段に上がります。なので、理想は初期、遅くとも中期、終期は転換を見極めるタイミングとしてエントリーせずに待つタイミングという考え方です。
■アップトレンド時
■ダウントレンド時
相場の天井と底はサポレジを見ますが、相場というのは上昇したままということはなく、上昇下落を繰り返し、全体として上昇傾向にあるという動きをします。一時上昇や下落をした時の値を戻り値といい、FIBはこの戻り率を把握するのに役立つツールです。
ただ、サポレジまでいかずに相場反転するケースもあり、この際の相場転換の価格帯、天井、底を探し当てることができるツールにもなります。
9.資金管理
エントリーするタイミング以外にいくら入金して、入金額(証拠金といいます)がいくらになったら出金するかといった資金管理についてもルールを決めて運用し、利益保護、つまり守りもやっていきます。
具体的には入金ルール、決済ルール、ロスカットの3点です。基本的にFXトレードは余剰資金でやりますが、その余剰金すべてを1度に投下するのではなく、分割入金し、仮に負けても次のFXトレード移れるようにしておきます。その分割の割合、例えば余剰金の●●%といったイメージです。
次に決済ルールですが、証拠金がどれだけ増えたら出金するかというルールです。例えば証拠金が2倍に増えたら半分を出金するといったイメージです。
ロスカットは損切のことで、マイナスになった時にポジションを手放すタイミングです。言い換えると損失額を確定させるともいえると思います。それをルールとして決めておきます。
ゼロカット制度もロスカットの一つです。そしてこのロスカットですが、プラスになっている場合は現在の価格レートはエントリー時よりも上がっている状態なので、ロスカットした場合でもプラスになっています。
ただ、エントリー時点から利益が出ているときに行うロスカットはやっていることはロスカットですが結果的に利確になっていることがあります。
この資金管理、特に適宜出金または資金移動を徹底している場合は利益が出ていたがある時点で負けたとしても、出金しているため、ゼロではなく、その出金額でまたFXトレードに臨むことができます。
まとめ
トレンドに順行(買いであれば価格上昇)し、仮に10円分価格が上がれば同額分の利益ですが、逆行(買いであれば価格下落)した場合は同額の損失になり、レバレッジが効いていると想定外のマイナスになり、場合によってはロスカットになることもあります。
そのため、資金管理、レバレッジ観点ではロット数調整が重要になってきます。
戦略として私の場合は、転換(アップトレンドからダウントレンドへ転換、逆もしかり)時点を狙うため、トレンドフォロー(トレンドを基準に考える)+FIBを使って逆張り指値(価格上昇しているときに売りで入り、価格下落しているときに買いで指値を打つ)をしています。
つまり、指値を仕掛ける場所をテクニカル分析で図っていく感じですね。
イメージ的にはこんな感じです。この考え方は私が学んだFXアカデミーでの教えの一つです。自身で検証+トレードをしていますが、損小利大を取れています。
チャートマスターアカデミー |
FXにおけるテクニカル分析における基礎的な考え方や分析に使うインジケータや考え方があります。例えばダウ理論、サポートレジスタンス、フィボナッチリトレースメントなどです。
すべて使うというよりも自身にとって勝率が上がりやすいものを取捨選択、組み合わせていく形になります。実際に私自身も分析するときはすべてというよりは部分的に組み合わせることが多いです。これにチャートパターンや経済指標を使いながらやっていくイメージです。
■プロフィール
筆者:とくさん
一言:普段はカスタマエンジニアとして仕事をしています。去年初め位からFXを始めました。同時期にFXスクールに入り、基礎知識、検証を通して利益を出していましたが、最近相場環境が変動してきていたので再度検証をしたりしています。