FXの特徴の一つにレバリッジがあります。これは少ない証拠金で多額の金額のトレードができる仕組みです。イメージしやすいように計算式を見てみます。
(価格レート×取引数量)÷証拠金=レバリッジ倍率
例えばドル円の通貨ペアで取引をする際に、1ドル=100円、取引数量=5,000ドル、証拠金10万とするとレバリッジ倍率は下記のようになります。
(100円×5,000ドル)÷10万=5倍(レバリッジ倍率)
本来は100円×5,000ドルであれば証拠金が50万必要ですが、レバリッジにより、1/5の10万で取引ができます。これがレバリッジの仕組みです。これが初心者の方が低資金でもトレードができる所以です。
ここで気を付ける点が特に国内FX証券会社の場合は強制ロスカットがされても追証(マイナス分追加入金)が発生することがあります。レバリッジを大きくするほど、利益も大きくなる半面、リスクも大きくなります。
強制ロスカットが間に合わずに、マイナス分が発生した場合に追加入金が発生して、その額が想定外に大きくなることもゼロではないので、国内証券会社の口座でやる場合は、レバリッジは高くしすぎないなどのリスク管理が必要です。
海外のFX会社の場合、ゼロカットシステムがあり、マイナス分は証券会社が代行してくれる制度があります。追証がないのでその意味では安心ですが、海外にあるのでどうしても出金遅延などのリスクは少なからずあります。
私の場合は長く使っていて、大丈夫だと判断したところで本格運用するなどをしています。いわゆる一種のリスク管理、リスクリワードですね。